逮捕の男「直前の記憶がない」

 野田市で13日朝、男女3人がワゴン車にはねられ死亡した事件で、逮捕された42歳の男が、事故の状況について「直前の記憶がない」と供述していることがわかりました。

 自動車運転処罰法の過失運転致死の疑いで千葉地方検察庁松戸支部に身柄を送られたのは、野田市光葉町の会社員金子龍司容疑者(42)です。

金子容疑者は13日午前7時半ごろ、ワゴン車を運転中に歩道に乗り上げ、現場近くに住む濱野哲夫さん(70)ら男女3人をはねて死亡させた疑いが持たれています。

事故当時濱野さんは児童の見守り活動、女性2人は散歩をしていたとみられています。

3人はこの後、対向車線をはみ出して速度を緩めずに歩道に乗り上げたワゴン車に突然はねられました。

その後の捜査関係者への取材で、金子容疑者は容疑を認める一方、「事故の状況はあまり覚えておらず直前の記憶がない」と供述していることが分かりました。

警察は当時の金子容疑者の運転の状況などについて詳しく調べています。