逮捕の娘婿選挙立候補取りやめに

 9日夜、木更津市のマンションで市議会議員の男性が殺害された事件で、逮捕された義理の息子は来月の木更津市議選に立候補する予定でしたが、その後取りやめになっていたことがわかりました。

 殺人の疑いで11日送検された石川祥一容疑者(44)は9日夜、木更津市中央のマンションで義理の父で木更津市議会議員の石川哲久さん(71)の頭部を鈍器で殴ったうえ、胸や腕を刃物で複数回刺すなどして殺害した疑いで10日に逮捕されました。取り調べに対し祥一容疑者は「事実は間違いないが殺意はなかった」と容疑を一部否認しています。その後の関係者などへの取材で、石川市議は以前、祥一容疑者を後継ぎとして周囲に紹介し来月の木更津市議選への立候補も予定していましたが、その後何らかの事情で祥一容疑者ではなく石川市議が引き続き立候補することになっていたことがわかりました。また、祥一容疑者は妻への家庭内暴力が原因で離婚協議中だったということで警察は事件の詳しい経緯を調べています。