児相設置の検討会議費用を予算計上

 独自の児童相談所の設置を検討するため、柏市は外部有識者による検討会議の開催経費を新年度当初予算案に計上しました。

 柏市はおととしから他市を視察するなど市立児童相談所の設置の検討を庁内で進めていて、大学教授や弁護士ら外部有識者による検討会議を来年度に開催する費用約176万円を当初予算案に計上しました。

18日の定例記者会見で柏市の秋山浩保市長は、「県の柏児童相談所は一時預かりが常に定員オーバーの状態。児童相談所の設置については、22日開会の市議会の定例会でも話し合うことになる」と述べました。

子ども関連の事業に重点配分された柏市の2019年度一般会計予算額は、去年の当初予算より98億円多い1342億円で過去最大となりました。

主な新規事業としては、人口が増加している北部東エリアに新設する小学校の整備事業やことし9月に開幕するラグビーワールドカップのニュージーランド代表「オールブラックス」との交流事業などの費用が盛り込まれています。

なお、市立の児童相談所の設置に向けては、柏市と同じ中核市の船橋市も2025年4月の開設を目指して新年度の当初予算案に検討のための費用を計上しています。