別の傷害容疑で父親を再逮捕

 野田市で小学4年生の女の子が自宅で死亡し両親が逮捕された事件で、父親が事件前にも女の子に暴行を加えていたとして14日、傷害の疑いで再逮捕しました。

 この事件は1月、野田市山崎の自宅で小学4年生の栗原心愛さんが死亡し、父親の勇一郎容疑者が傷害の疑いで逮捕されたほか、暴行を止めなかったことが共謀にあたるとして母親のなぎさ容疑者も逮捕されたものです。

その後の調べで警察は、勇一郎容疑者がこれ以外にも心愛さんを暴行していた疑いが強まったとして、14日、別の傷害容疑で再逮捕しました。

警察によりますと、勇一郎容疑者は去年12月30日から1月3日ごろにかけて、自宅で心愛さんの両腕をつかんで体を引きずり、顔を浴室の床に打ちつけたうえ、胸や顔面を圧迫するなどの暴行を加え、顔面打撲や胸の骨が折れるけがを負わせた疑いが持たれています。

警察が押収した勇一郎容疑者のスマートフォンには、今回の犯行の一部を撮影した動画や静止画が残っていたということです。

警察は捜査に支障があるとして、勇一郎容疑者の認否を明らかにしていません。

警察は勇一郎容疑者が心愛さんに対して日常的に暴行を加えていた可能性があるとみて調べを進めています。