事件前にも暴行か 父親再逮捕へ

 
  野田市で小学4年生の女の子が自宅で死亡し、両親が逮捕された事件で、父親が事件前にも女の子に暴行を加えたとして警察は勾留期限となる14日、傷害の疑いで再逮捕する方針を固めました。

 この事件は1月、野田市山崎の自宅で小学4年生の栗原心愛さんが死亡し父親の勇一郎容疑者が傷害の疑いで逮捕されたほか、暴行を止めなかったことが共謀にあたるとして母親のなぎさ容疑者も逮捕されたものです。
 

司法解剖で心愛さんの体には服で隠れる腹部などを中心に複数のあざが見つかっていて、警察は心愛さんが以前から暴行を受けていた可能性があるとみて調べていました。

その後の捜査関係者への取材で、勇一郎容疑者が昨年末、心愛さんに暴力を加えた疑いが強まったとして、警察は勾留期限となる14日、勇一郎容疑者を傷害の疑いで再逮捕する方針を固めたことがわかりました。

 これまでの調べで勇一郎容疑者は「生活態度のしつけをしていただけ」と供述していて、警察は暴行を加えた経緯などを詳しく調べることにしています。