人権イベントで野田市長 謝罪

 野田市の鈴木有市長は13日、我孫子市内で行われたイベントで野田市の女児虐待事件に触れ、「責任の重大さを痛感している。心愛さん、大変申し訳ございませんでした」と謝罪しました。

 NPO法人による人権擁護を目的とした啓発イベント「東葛地区人権サミット」にパネリストの一人として出席した野田市の鈴木有市長。

冒頭、野田市で小学4年生の女の子が自宅で死亡し両親が逮捕された事件に触れ3回、頭を下げました。

野田市鈴木有市長「幼い命を救えなかったことを市として責任を痛感し、衷心より心の底よりお詫び申し上げます。心愛ちゃん、大変申し訳ございませんでした」

このあと、東葛6市の市長間で意見交換が行われ、この中で鈴木市長は、柏児童相談所と合同で事件の検証と再発防止策を検討する委員会を2月28日に立ち上げることを明らかにしました。

イベントではこのほか、我孫子市出身のシンガーソングライターで10代のときに不登校や自殺未遂を経験したという悠々ホルンさんが講演。

「心愛さんが書いたアンケートは最後のSOSだったかもしれない。子どもの気持ちを大人がしっかり受け止めることが大事」と訴えました。