鋸山”地獄のぞき”のツタ除去

 富津市にある鋸山で7日、日本遺産の認定に向けたあるプロジェクトが行われました。

 富津市の鋸山の名所“地獄覗き”の絶壁で行われたのは、日本遺産にふさわしい景観を保つための「ツタ剥がしプロジェクト」です。

7日は、日本山岳協会や登山家の堤信夫さん、地元のボランティアら約25人が、高さ80メートルの岩肌に張りついたツタをひとつひとつ取り除いて行きました。

迫力ある景観で人気の鋸山には国内外から多くの観光客が訪れていますが、岩肌のツタは約30年間放置され年々増えて来ているということで、手が付けられなくなる前に除去することになりました。

7日の作業で地獄覗きの下の岩肌はすっかり綺麗になり、富津市観光協会の担当者は、「来年以降も必要があれば続けて日本遺産を目指していきたい」と 話しています。

なお、日本遺産の申請は、来年の1月ごろに行う予定だということです。