アクアライン800円 3年毎の更新へ

 東京湾アクアラインの通行料金800円の継続について、これまで1年毎だった更新の期間を3年毎に改める方向で国が調整を進めていることが分かりました。

 森田健作知事は17日、国土交通省を訪れ、石井啓一大臣に対し東京湾アクアラインの普通車通行料金800円の継続などを求める要望書を手渡しました。この中で森田知事はアクアラインの値下げにより観光振興や企業立地の促進、地域の活性化が進んだことを挙げ、その効果を強調しました。その上で、まちづくりや民間による投資を先々まで見通せるようにと、これまで1年ごとだった800円継続の更新期間を今後は「3年毎」とするよう方針の転換を迫りました。これに対し石井大臣は「今後、3年間継続する方向で調整している」と明言し、来年度から3年間は通行料金800円が継続する見通しとなりました。また、石井大臣は構想段階にある第二東京湾岸道路についても「国が主体となって検討会を設置し検討を加速させる」と述べ、前向きな姿勢を示しました。

森田知事「3年毎に更新させていただきたいと話したが、(石井大臣が)そのようにやっていこうと言うので嬉しい。これで安心だと思った」
 アクアラインの通行料金の値下げをめぐっては国と県が毎年その可否を協議していて、2014年度以降は値下げの財源として国と県がそれぞれ5億円ずつ負担しています。