仕事のトラブルで3月に解雇

 佐倉市のマンションで日本語学校などを経営する男性が殺害された事件で、強盗殺人の疑いで18日逮捕された元運転手の男は、男性と仕事でトラブルになり、ことし3月に解雇されていたことがわかりました。

 19日送検された髙野和彦容疑者は11月23日から25日までの間に、佐倉市ユーカリが丘のマンションの一室で日本語学校を経営する岩井二郎さんを頭を殴るなどして殺害したうえ、現金約20万円を奪った疑いが持たれています。

警察によりますと、岩井さんの自宅マンションの防犯カメラには、11月23日に髙野容疑者が住民の後について建物に入りオートロックをすり抜ける姿が映っていたということです。

また、髙野容疑者は日本語学校の従業員で岩井さんの専属運転手をしていましたが、仕事で岩井さんとトラブルになり、ことし3月に解雇されていたことがその後の捜査関係者への取材でわかりました。

調べに対し髙野容疑者は「身に覚えがない」と強盗殺人の容疑を否認していますが、警察は岩井さんへの恨みから犯行に及んだ可能性もあるとみて調べを進めています。