「五千年に一度」の高潮浸水区域を想定

 最大規模の高潮が発生した場合に備えて、千葉県はこのほど、浸水想定区域図を作成しました。

 「浸水被害想定図」は、東京湾や江戸川などに面した地域を対象に、最大規模の台風が関東地方を直撃し、堤防が決壊するなどの最悪の条件が重なったという想定で、県が初めて作成しました。これによりますと、高潮による浸水は、千葉市や市原市などの戦後の埋立て地域を中心に発生すると見られていて、浸水面積は流山市から南房総市までの15市町村で合わせておよそ236平方キロメートルに上るとされます。県は、これらの条件が重なるのは5千年に一度としていますが、今後、ハザードマップの作成など各市町村の取り組みを支援していくことにしています。