森田知事「統計を通じて交流を」

 ベトナム統計総局の代表団が13日、県庁を訪れ、地方自治体が携わる統計業務の現状や課題などをリサーチしました。

 これに対し森田健作知事は「統計を通じて交流を深めよう」と呼びかけました。

県庁を訪れたのは、ベトナム統計総局のグエン・ビック・ラム局長ら現地の政府機関で統計業務に携わる5人の職員です。

一行を出迎えた森田健作知事は11月トップセールスでベトナムのホーチミン市を訪問し、介護人材の受け入れをテーマに調査を実施したことに触れました。

その上で、「ベトナムの方が日本で働いてよかったと思ってもらえるように、しっかり支援したい」とし、受け入れ環境の整備に改めて意欲を示しました。

また、ベトナムへの再訪を視野に入れているとしてベトナムの“ファン”だと公言した森田知事は「千葉県の統計を参考にしていただき、お互いに学び尊敬し合う姿勢で更に交流を深めよう」とも述べ、関係強化に熱意を見せました。

この後、県の職員が一行に対し日本の統計の仕組みや地方自治体が取り組む統計業務の現状などをレクチャーし、国の政策決定の根拠となる統計の重要性を強調していました。

県によりますと、総務省統計局とベトナム統計総局は2015年1月に統計分野での協力関係を確立するための覚書を結んでいて、二国間交流の一環でベトナム側の関係者が県を訪問するのは今回が初めてだということです。