オスプレイ 試験飛行が見送りへ

 木更津市の陸上自衛隊木更津駐屯地で定期機体整備が行われているアメリカ軍の輸送機オスプレイの試験飛行が、去年に引き続きことしも見送られる見込みであることが分かりました。

 これは木更津市が12日発表したもので、防衛省北関東防衛局から「プロペラ周辺部位に追加作業が発生し、その作業が年内に終わらない」との情報提供があったということです。

木更津駐屯地では去年2月から約7か月間の見込みでオスプレイの整備を始めましたが、整備要員の技術の習熟や部品の調達に時間がかかり、去年の試験飛行を延期していました。

ことしは機体の塗り直しが終わり、各種装置の点検や地上滑走、ホバリングを経て試験飛行する予定でしたが、2年連続で見送られる見込みとなりました。

木更津駐屯地はアメリカ軍のオスプレイの定期整備拠点で、ことし6月には2機目となる整備対象のオスプレイが到着しています。