八街市の75歳女性と判明

 九十九里浜で今年9月、切断された女性の遺体が相次いで見つかった事件で、警察は遺体は八街市の75歳の女性とみて、16日朝から女性宅の家宅捜索を行うとともに、同居していた息子から事情を聞いています。

 この事件はことし9月29日に大網白里市の堀川の河口で切断された女性の胴体が見つかり、その後隣接する九十九里町と白子町の海岸や漁港で、同じ女性の頭部と脚が相次いで見つかったものです。

捜査関係者によりますと、歯の治療痕などから遺体の身元は八街市八街の山田容子さん75歳と判明。

警察は山田さんと同居していた37歳の息子が何らかの事情を知っているとみて、任意同行を求めて事情を聞くとともに、自宅を家宅捜索しました。

近隣住民は「(山田さんは)結構おとなしい感じですね」

息子を知る人は「詳しくは話をしたくないんですけど家族があまり仲良くないということを話していました」

捜査関係者によりますと、山田さんはことし9月下旬ごろから行方が分からなくなっていましたが、息子は山田さんの行方不明届を出していませんでした。

また、同じ時期に息子の車が遺体発見現場付近の防犯カメラに写っていたということです。