地銀3行中間決算出そろう

 県内の地銀3行の中間決算が出揃いました。

 千葉銀行によりますと、ことし4月から9月までの中間決算は、本業の儲けを示すコア業務純益が前の年の同じ時期を2・7%上回る360億円となりました。

日銀によるマイナス金利政策が続くなか、資金利益が堅調に伸びたことや経費の削減などが利益を押し上げたと分析しています。

ただ、貸倒引当金戻入益の減少などで与信関係費用が増加するなどして、経常利益は413億円、純利益は300億円と、いずれも減少しています。

一方、京葉銀行は資金利益の増加や経費削減によりコア業務純益が84億円と8年ぶりの増益となりましたが、与信コストの増加などが影響して経常利益が77億円、純利益が53億円といずれも減少しています。

また、千葉興業銀行はコア業務純益が36億円と前年同期を上回る利益を上げましたが、法人税の増加により純利益は1・7%減の38億円となっています。