館山市長選告示 現新一騎打ちに

 任期満了に伴う館山市長選挙が11日告示され、現職と新人による一騎打ちの選挙戦が始まりました。

 館山市長選に立候補したのは届け出順に4期目を目指す現職のかなまる謙一氏(69)と、新人で館山市の元市議会議員むろあつみ氏(53)のいずれも無所属の2人です。

現職のかなまる氏は、子育て支援や地域経済の活性化などに取り組んできた3期12年の実績を強調した上で、残された市政課題を解決して次の世代へと引き継ぐ総仕上げをしたいと継続を訴えています。

自民、公明の推薦に加えて近隣市長や地元の県議会議員の全面的な支援を受け、組織的な選挙戦を展開しています。

一方、新人のむろ氏は、市の財政状況を「危機的だ」と批判し、市政の刷新を掲げています。

大手商社での勤務経験を生かし、民間の経営感覚による行財政運営で次の世代に責任の持てる街を目指すとしています。

8年前に館山市に移住した「しがらみのない」立場を強調し、特定の組織に頼らない手作りの選挙戦で現職への批判票を狙います。

まちの舵取り役を決める館山市長選挙の投票日は11月18日で、即日開票されます。