成田空港会社中間決算 実質増収増益

 成田空港会社の今年度の中間決算は実質「増収増益」となりました。

 成田空港会社によりますと、今年度の中間連結決算は営業収益が前の年より10.6%増の1251億円、純利益は14.5%減の205億円となりました。

減益の要因は前年に特別利益に計上した代行返上益がなくなったためで、実質「増収増益」となります。

増収の要因として空港会社はアジアを中心とした国際線の新規就航や増便などで航空機の発着回数が増加したことや、旅客数の増加に伴う施設使用料が増えたことなどが背景にあるとしています。

空港会社の夏目誠社長は、今年度の中間決算を「順調・好調」と評価していて、今年度通期でも、営業収益、営業利益、そして経常利益のいずれも民営化以降最高を更新するとの見通しを示しています。