再発防止でコンプラ研修会

 公共工事の入札を巡る官製談合事件で県の職員らが有罪判決を受けた問題を受け、県は15日、再発防止に向けて幹部職員を対象にした研修会を開きました。
 この研修会は、昨年度末に東葛飾土木事務所の職員2人が公共工事の入札情報を利害関係のある業者に漏らしたとして有罪判決を受けた問題を受けて再発防止を目的に行われました。

参加した約90人の幹部職員らを前に髙橋渡副知事は「一刻も早く、県民の信頼を回復できるよう、コンプライアンスの徹底をお願いしたい」と訓示しました。

講師には日本経営協会の担当者が招かれ、組織においてコンプライアンスがなぜ大切か、JR福知山線の脱線事故などの事例を交えながら不祥事が発生する仕組みや、組織倫理を守る大切さを解説しました。

その上で、「昨今のコンプライアンスは性質が変化している。いま一度コンプライアンスとは何なのか考えてほしい」と呼びかけました。

なお、この研修会は10月中に2回行われ、全ての幹部職員が受講するということです。