本人の同意得ず 障害者雇用数に計上

 県は12日、本人の同意を得ずに病院局の職員1人を障害者雇用数に計上していたと発表しました。

 県病院局によりますと障害者手帳を確認しないまま障害者雇用数に計上していた11人に対し、手帳の写しの提出を求めたところ、このうち1人が本人の同意を受けずに計上していたことが分かったということです。

厚生労働省ガイドラインでは障害者数に算入するには本人の同意が必要とされていますが、誤って算入されていた病院局の職員1人はこの説明を受けていませんでした。

全国で相次いだ障害者雇用率の算定誤りを受けて、県は各部局で障害者手帳の確認を求めていましたが、病院局は確認を行わず年末調整の際の申告書の情報をそのまま流用していたということです。

これにより病院局の障害者雇用率は法定雇用率の2.5%を下回る2.32%となりました。

なお、県ではこれまでに5つの部局で算定誤りを発表していていずれも法定雇用率を下回る結果となっています。