中学生が「いのちの大切さ」を学ぶ

 看護の仕事内容やいのちの大切さなどを学んでもらおうと、柏市の中学校では12日、「看護の出前授業」が行われました。

 市立柏中学校で開かれた「みんなで話そう―看護の出前授業」に参加したのは、2年生の159人です。

この出前授業は、看護職の仕事内容やいのちの大切さなどについて学んでもらおうと県看護協会が主催し、柏市内の病院で働く看護師や助産師が講師を務めました。

授業では、生徒たちが赤ちゃんの人形で抱っこの練習をしたり、8キロの妊婦スーツを着て、日常生活にどれだけ支障があるかを体験したほか、実際に市内の4か月から3歳までの赤ちゃんと触れ合いました。

生徒たちは普段関わる機会が少ない赤ちゃんに戸惑いながらも一生懸命授業に参加している様子でした。

市立柏中学校は「授業を通して自分が生まれた時のことを振り返り、家族への感謝の気持ちをもってほしい」と話しています。

参加した生徒は「妊婦さんの大変さが分かりました。電車で席を積極的に譲りたいと思った」と感想を述べました。