“無料”風しん抗体検査 対象拡大

 首都圏を中心に「風しん」が流行していることを受けて、県は20日から、無料の風しん抗体検査の対象に妊娠を希望する女性のパートナーも追加します。

 県によりますと、今年に入ってからの県内の風しん患者は9月16日時点で161人に上り、ここ数年の報告数をはるかに上回る状況となっています。

風しんはくしゃみやせきで感染し、妊娠初期の女性が感染すると、赤ちゃんが難聴や心臓病、白内障になるリスクがあります。

患者の8割は男性で、県は妊婦や赤ちゃんを守るため、これまで妊娠を希望する女性や抗体価が低い妊婦などに限っていた無料の抗体検査の対象をその配偶者やパートナーにも拡大することにしました。

無料の抗体検査は県が委託している千葉市以外の医療機関で受けることができ、県疾病対策課は「医療機関には事前に連絡したうえで検査を受けてもらい、抗体価が低い場合はぜひ予防接種を受けて欲しい」と話しています。