女性がん患者を支える体制整備

 柏市にあるがん治療の専門病院が女性のがん患者をサポートする体制を整備しました。

 柏市柏の葉にある国立がん研究センター東病院は増加傾向にある女性のがん患者の心と体を支えるため、適切なケアをコーディネートする「女性看護外来」とメイクやネイルケアで見た目をサポートする「柏の葉サロン」を院内に整備しました。

病院では19日、外来とサロンからなるレディースセンターの船出を記念したセレモニーが行われ、秋元哲夫センター長が「女性患者に寄り添い、安心した治療体制を構築するのが目的でサロンは、患者の交流の場になってくれれば」と挨拶しました。

セレモニーでは、がんの手術で体の一部機能を失った女性患者らに適切なケアを案内する専従の看護師によるプレゼンテーションや抗がん剤治療などでくすんだ肌をメイクでカバーするメイク教室などが行われました。

レディースセンターは今後、多職種によるカンファレンスで組織横断的なケア体制を構築するほか、カバーメイク教室などを定期的に開催して女性のがん患者をサポートしていくとしています。