地域防災の若き担い手が誕生

 東金市にある城西国際大学の学生たちが、地域の防災を担う消防団員としての一歩を踏み出しました。

 東金市求名の城西国際大学では19日、辞令の交付式が行われ、26人の学生消防団員が誕生しました。

東金市消防団の植松一夫団長は学生たちの入団を歓迎した上で、「地域防災の担い手として頑張ってほしい」と激励しました。

学生消防団員は今後救命講習や消防団のPR活動などを行うほか、災害時には避難所の運営補助などに従事するということです。

学生消防団員 小林達也さん(20)「これから消防団の活動がたくさんあるが、それに参加して全力で取り組んでいきたい」「学生が消防団のPR活動や予防・啓発活動を行うことで、地域の人たちの防災意識を高められたらいい」

東金市によりますと、市内の消防団員数はことし4月1日現在で479人とピーク時の3分の1まで減少していて、市は自然災害が頻発するなか、地域防災を支える若き担い手の活躍に期待を寄せています。