反対派の飛翔弾か A滑走路一時閉鎖

 13日未明、成田空港の滑走路の近くで不発弾のようなものが見つかり、A滑走路が約3時間にわたって閉鎖されました。

 成田空港会社などによりますと、13日午前2時半ごろ、成田空港A滑走路の誘導路の工事のため緑地帯で作業をしていた建設業者が、土の中から不発弾のようなものを見つけました。

これを受けて、成田空港では運用が始まる午前5時半ごろからA滑走路を閉鎖し、警察による撤去作業が行われました。

そして、閉鎖から約3時間後の午前8時20分に運用を再開しました。

この間の運航への影響は1便にとどまったということです。

警察によりますと、見つかった不発弾のようなものは、いわゆる成田闘争で過激派が撃ち込んだ飛翔弾とみられ、長さが60センチ、直径10センチで円柱状の金属製だということです。

1985年以降、成田空港では飛翔弾が使われたゲリラ事件が18件起きていて、警察が確認作業を進めています。