チバテレ

サイト内検索

2018.01.10 ニュース

消防士1人殉職「過失はなかった」

 去年4月に君津市で起きた民家火災の救助活動中に消防士1人が全身にやけどを負い死亡した事故で、君津市消防本部は調査の結果、一連の消火活動に「過失はなかった」との判断を示しました。

 去年4月に君津市坂田の木造平屋建ての住宅で起きた火事の際、救助隊員2人が住宅内に入り、このうち君津市消防署本署の戸田拓也隊員29歳が全身にやけどを負って殉職しました。

君津市消防本部では事故の原因を明らかにするため、去年5月に事故調査委員会を設置し、調査を進めていました。その調査結果によりますと、当時住宅内では熱気もほぼなく煙がうっすら漂う程度だったため、戸田さんらは隊員と屋外を結ぶ確保ロープなど必要な安全対策を取らずに住宅内に入りました。その後、戸田さんは建物内にたまった可燃性ガスが外の空気と混ざることで激しく燃焼するバックドラフト現象で全身にやけどを負い、死亡したということです。その上で「この火災の現象を瞬時に判断することは極めて難しい状況だった」などとして、消防活動における「過失はなかった」との判断を示しました。ただ、君津市消防本部は今後、安全管理マニュアルを作成するなどして再発防止に取り組むとしています。